事例紹介

マルクワークスをご利用いただき
就職をされてお仕事をしている方々をご紹介します。

実際にお仕事をされている方々のリアルなお話をご覧いただけます。

丸一倫成さん

「とりあえずやってみて」挑戦することで自分が出せる。

特別支援学校を卒業し、就労継続支援A型事業所マルクワークス吉藤に入社した身体障がいのあるMさん。主にPCを使った仕事に従事し、班長という役割を務めながら、軽作業など幅広く携わってきました。 一般就労を目指して訓練を行っていく中、事業所の一室をコンサルティング会社のサテライトオフィスとし、一般就労するチャンスが訪れました。以前、一般就労で失敗した経験のあるMさんは、初めは不安もありましたが、事業所での業務経験が生かせることと、就労場所が変わらないことに魅力を感じ応募し、無事採用されました。 DM発送やテープ起こしなどの業務に携わっていますが、今の会社に雇用され、時間に対する意識がより強くなりました。限られた人数で期日までに完了させるためには1日どのくらいの処理が必要か明確になるため、ベストを尽くさないといけない。また身体障がいがあるからとやる前からできないだろうと判断されるのではなく、「とりあえずやってみて」と挑戦することができることは自分の可能性も広がり、自分が出せる環境だと感じています。 マルクワークス吉藤で、自分が苦手なコミュニケーションやいろんな業務に挑戦してきたことが一歩踏み出すことに怖さを感じた自分の背中を押してくれました。これからも自分の夢を実現するために今の職場で働いて資金を貯めたいです。

Mさん

「あきらめない」

様々な仕事を経験し、就労継続支援A型事業所マルクワークス山越に入社した精神障がいのMさん。20代で発症して今に至るまで長い道のりでした。主に工場での製本業務に長く携わってきました。 入社したころは高齢者施設や屋外の清掃や農業に携わってきました。人が多い所やにぎやかな場所が苦手で、ほかの利用者さんとコミュニケーションをとりたいのにうまく表現できずに悩むこともありましたが、自分ができる範囲で頑張って業務を行ってきました。 阪神淡路大震災を経験していることから災害に敏感で、ニュースを見るたびに気持ちが落ち込むこともありましたが、その分人の心の痛みがわかったり繊細な心を持っています。 一度同じ工場の面接を受けましたが気持ちが安定していないことで上手くいかず一般就労への気持ちも無くなりかけていた時期がありましたが、「今の業務で頑張りたい」「ここで働きたい」という思いが強く「あきらめない」気持ちが今回の一般就労につながりました。 マルクワークス山越では継続して頑張ることの大切さを学び、マルクの代表として恥ずかしくない仕事をしようという思いがMさんを強くしてくれたようです。大きな気持ちの変化がありましたが、「あきらめたくない」思いと責任感の強さが夢に向かっての第一歩になったと思います。